【 地球環境討論会の骨子 】
川野田實夫氏(大分大学教育福祉科学部教授)
地球の温暖化については、さまざまな見方がある。二酸化炭素の濃度が大気中より海水のほうが高ければ地殻活動により地球が温暖化したといえる。逆に大気中の濃度が高ければ、人間が石油や石炭など化石燃料をつかって生産活動をしたことに起因するといえる。
私が参加した観測チームのデータを積分すると、二酸化炭素が海水に溶ける量より、海水から大気中に出る量が多いことが分かり、地球の海の地殻活動が活発になって地球が温暖化したと結論付けた。そのことは、1991年にニュージーランドの南極観測センターに行った時、アメリカのチームが行った氷の2000Mボーリング調査で裏付けられた。15万年前の地球も寒冷化と温暖化を繰り返していたことが分かった。アメリカが京都議定書に同意しなかったのは経済的理由が大きいだろうが、科学的には、今の対策では地球温暖化を防ぐことが出来るのかといった疑問があったのだろうと思う。
いずれにしても、現在は世界的に速いテンポで進んでいる地球温暖化を抑制する対策をとることが急がれる。
桑野恭子氏(大分県地球温暖化防止活動推進センター・理事)
IPCCの「今、まさに地球の自然環境が温暖化の影響を受けている」といった報告書が環境省から出され、暖冬ということもあって日常会話の中で地球温暖化防止の取り組みのことが話せるようになった。私たちは温暖化防止の普及活動をする団体です。若い人たちに積極的に参加してもらいたいが、「おおいた団塊くらぶ」の団体のような中・高年の方にも協力をお願いしたい。
ことし9月16日(日)〜9月18日(火)までの3日間(仮称)「おおいた環境展」を開催する予定です。家庭、産業、運輸の分野で多くの団体・グループや個人に参加していただきたい。この環境展をステップにセンターの活動内容の普及に努めたい。
齋藤光雄氏(おおいた団塊くらぶ・副会長)
大分市内はクルマを使用していたが、かなり高価な自転車を買って近場は自転車に乗ることにした。ただ、自転車道が大分市内は整備されていないなあ。
我々の世代は高度経済成長・バブル経済の反省をし、これから環境問題の解決に社会貢献をすべきだと思う。
渡辺隆司氏(おおいた団塊くらぶ・事務局長)
私は数日前に2台あるクルマのうちの1台を売却した。娘の乗用車を共用している。年間に20数万円、家計費が節約できる。売却費でスポーツサイクルを購入し、「ナベちゃんのエコエコちゃりんこ探検隊」ののぼりを掲げ別府・湯布院温泉〜黒川温泉まで区間を設定し、区間ごとに別の日に走破したい。
先日、北鎌倉に行き、東慶寺の参道で別府特産の竹製ハシを販売した。♪オーマイハシ!「私はハシスト・・ハシを持って歩きましょう」といったキャッチコピーでかなり売れました。オーマイハシの歌も作ったらいいかもしれません。
渕野光三氏(おおいた団塊くらぶ・幹事)
会社を退職し、企業組合を設立し、価値観の変革を求められた。前の会社は民間デベロッパーなので自然破壊をしたのも事実だし、これまでの反省も踏まえ活動したい。ゴミの減少やコピーの削減などは会社のコスト削減ありきで動機が不純だったかな。
桑野恭子氏
おおいた団塊くらぶ及び会員の皆様、「50+おおいた」で取り組むもうとしていることを教えてください。
渕野光三氏
「おおいた団塊くらぶ」として、きょう初めて協力要請を受けたので、団塊くらぶで、よく話し合い有志で取り組みます。